北朝鮮不参加のまま10カ国による外相会合が28日午後3時10分ごろから約1時間、マレーシア・クアラルンプールで開かれた。
 会合の議長役を務めたライス米国務長官は冒頭発言で「米国はいつでも6カ国協議に出席できる」とした一方、北朝鮮が協議に復帰しようとしないと指摘したようだ。

 また、中国の李肇星外交部長は、北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)外相を出席させようと最後まで説得にあたり、30分程度遅れて会合に合流した。同盟関係にあった中国の最後の提案までも北朝鮮が拒否したことから、今後の中朝関係にも相当な影響が予想される。

 今回の会合は、北朝鮮のミサイル発射と国連安全保障理事会の対北朝鮮決議採択後初めて公けに開かれる多国間外相会議。北朝鮮が金融制裁の解除を対話再開の条件と提示する「崖っぷち」外交戦術を続けていることに対し、米国は追加的な制裁措置へと方針を固めているとされており、これが重大なヤマとなる。

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