4月にソウル・仁寺で行われた朝鮮通信使行列を再現した行事=2006(聯合)
4月にソウル・仁寺で行われた朝鮮通信使行列を再現した行事=2006(聯合)
朝鮮通信使文化事業会は27日、朝鮮通信使が釜山を出発し日本の東京に到着するまでに立ち寄った主要地域を今年から来年にかけ調査すると明らかにした。
 今年は来月1日から5日間の日程で30人余りで構成された調査チームを派遣し、福岡県の相島、広島県の下蒲刈と鞆の浦、岡山県の牛窓、山口県の下関の5カ所を調査する。相島には、対馬を経由して日本本土に渡った朝鮮通信使一行を迎えた宿泊施設が連なっていた。下蒲刈には通信使資料館の「御馳走一番館」がある。来年は、大阪や箱根、岡崎、静岡、最終目的地の東京を調査する予定だ。

 調査チームは、通信使が残した詩文や絵画、逸話、説話、伝説などすべてを体系的に整理するとしている。文化事業会は、朝鮮通信使の道のりを本にまとめる計画で、調査チームに専門家7人を入れた。

 韓日間の文化交流に大きな役割を担った朝鮮通信使は、江戸時代の1607年に初めて派遣され、1811年の最後の派遣までに12回、3カ月から10カ月かけて日本との間を往復した。

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