外交通商部の李揆亨(イ・ギュヒョン)第2次官は29日、「多者安保協力は朝鮮半島と北東アジア、アジア太平洋地域により進んだ平和と共同繁栄の道を提供する」と述べ、協力体結成の必要性を強調した。
 済州島内ホテルで開幕した第1回ASEAN地域フォーラム(ARF)専門家・著名人全体会議での演説を通じ述べたもの。韓国政府は北東アジア多者安保協力促進を外交安保政策の優先事項としていると明らかにした。また、北朝鮮との南北共同声明履行に向けた努力を加速すれば、6カ国協議を永久の多者安保体に進化させる動力が生まれると信じていると述べた。

 李次官は、ARFの成功が北東アジア多者安保協力における重要な要因になると指摘。関連専門家と著名人による討議を促進させるため、韓国政府は近い将来、北東アジア多者安保協力問題を集中論議するARF専門家・著名人フォーラムを開催することを考慮していると紹介した。

 外交通商部が主催、済州平和研究院の後援で開催された今回の全体会議は30日まで2日にわたり開催、各国安保分野専門家らがARFの今後の発展方向をテーマに、アジア太平洋地域安保環境と未来安保の見通しについて論議する。アジア太平洋地域22カ国出身の60人余りが参加し、韓国側からは文正仁(ムン・ジョンイン)国際安保大使、済州平和研究院の権寧民(クォン・ヨンミン)副院長、外交安保研究院の李端恒(イ・ソハン)研究室長らが参加している。


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