韓国と北朝鮮は29日、2008年北京五輪で統一チームを構成する問題について話し合う体育会談を開城で開催する。
 双方は昨年12月にも体育会談を行ったが、選手団の選抜やトレーニングの問題などで意見が分かれ、合意に至らなかった。韓国側が統一チームの構成を選抜大会や国際連盟を基準とした記録を中心に選出することを希望したのに対し、北朝鮮側は南北同数を主張したため協議が難航、統一チームの構成は事実上白紙となっていた。

 今回の再開は、国際五輪委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が南北首脳に統一チームの構成を求める書簡を送ったことによる。政府関係者は「北京五輪での統一チーム構成は厳しいと思っていたが、ロゲ会長が書簡を送った後、北朝鮮側から先に会談再開を提案してきた」と話した。

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