韓国人講師から教育を受けている北朝鮮のIT技術者=26日、丹東(聯合)
韓国人講師から教育を受けている北朝鮮のIT技術者=26日、丹東(聯合)
中国遼寧省丹東市にあるハナ・プログラム・センターでは、北朝鮮からの研修生34人が韓国人講師の教育を受けている。
 ネットワーク関連の情報技術(IT)を習うため5日から3カ月の日程で丹東に滞在している北朝鮮からの教育団は、金日成総合大学、金策工業大学、平壌コンピュータ技術大学、朝鮮コンピュータセンター、平壌情報センターなど北朝鮮有数のIT教育機関や研究所から派遣されたエリートたちだ。20歳になったばかりの若者もいれば、60歳を超える人もいる。

 最高齢の研究生は、昨年まで韓国の現代峨山と金剛山観光業務を担当した金剛山国際観光総会社の方種三(パン・ジョンサム)前社長だ。教育団長として丹東に来た方前社長は、「IT分野の仕事をしながら余生を過ごしたい」と語る。学生らは3~4人ずつチームを組んで与えられた課題に取り組んだり、話し合いながらキーボードを操作したりした。教育を担当する韓国人講師は、研修生の熱意を評価した。研修生らは教育期間が終わる8月末、中国のシリコンバレーと呼ばれる北京・中関村を訪れ、先進的なIT研究現場を視察する予定だ。

 ハナ・プログラム・センターは、研修生とは別に北朝鮮のITエンジニア約60人と韓国のIT企業と共同でネットワーク装備に搭載するソフトを開発している。北朝鮮の開発団は南北IT協力が持つ大きな意味を評価し、今後人材を拡大して開発に主力する方針を示した。ハナ・プログラム・センターも今後年間3回ずつ北朝鮮のIT人材に対する研修を行い、JAVA、コンピュータアニメーションやゲームに用いられる3D技術なども教育する予定だ。

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