地下鉄車内などでもテレビ放送の視聴が出来る地上波DMB=6月7日、聯合
地下鉄車内などでもテレビ放送の視聴が出来る地上波DMB=6月7日、聯合
モバイル機器でテレビが楽しめることから脚光を浴びているデジタル・マルチメディア放送(DMB)だが、対応する携帯電話端末機では衛星DMB対応機が地上波DMB対応機の2倍以上の売れ行きとなっていることが分かった。
 リサーチ会社のアトラス・リサーチ・グループが15日に発表した移動通信3社のDMB対応端末の累積販売現況によると、衛星DMB対応機は合わせて57万5000台が販売されたが、地上波DMB対応機は21万5000台と半分以下にとどまった。

 キャリア別では、衛星DMBを運営するTUメディアの親会社に当たるSKテレコムが18種類の端末機で51万台を販売したが、地上波対応機は1種類2000台の販売にとどまった。

 これに対しKTフリーテル(KTF)は地上波対応機が6種類17万8000台に対し衛星対応機が7種類3万5000台、LGテレコムは地上波対応機が4種類3万5000台、衛星対応機が4種類3万台と、いずれも地上波対応機の販売台数が多かった。

 業界関係者は、地上波DMBが衛星DMBより6カ月遅くサービスを開始したため、累積販売台数では衛星対応機に追いついていないと指摘している。ただ、携帯電話だけでなく、自動車のナビゲーターやUSB型のDMB受信機などを考慮すると、地上波DMB対応機器の普及は急速に進んでいるという。

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