日本の独島(トクト、日本名竹島)隣近海洋の調査をめぐる韓国と日本の外交摩擦に対し、中国とロシアが事態の推移を慎重に見ている。

両国はそれぞれ尖角諸島(中国名:釣魚島)と千島列島南部4島(日本名:北方四島)をめぐって日本と領土紛争を続けてきているからだ。

中国外交部の秦剛スポークスマンは20日の定例ブリーフィングで「韓日両国が交渉を通じて問題を解決してほしい」と述べた。

反日感情が強い中国メディアは多分に韓国に有利な見方だ。北京青年報は独島(トクト、日本名竹島)を表示した地図を載せ「独島から鬱陵島(ウルルンド)までは47カイリ(1カイリは約1852メートル)、独島と日本の隠岐島までの距離は85カイリ」と紹介した。独島が韓国の領土だという点を表したものだ。

この新聞はまた「独島領有権問題は排他的経済水域(EEZ)や領土問題であるのみならず、歴史問題で民族感情の問題だから韓国は絶対譲歩しないだろう」という社会科学院日本研究所の金煕徳研究員の分析を伝えた。

官営新華社通信も「日本の独島隣近探査は挑発行為」という盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の言葉を伝えた。またロシアの日刊紙イズベスチアは「日本の東海(トンヘ、日本海)水路測量船出港でずいぶん前から領土紛争をしてきた両国が武力衝突危機に処した」と19日、報道した。

このほかにイタルタス、リア・ノボスチなどロシアの主要通信も今回の事件の経緯と独島紛争の歴史を詳しく伝え、大きな関心を見せた。

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