麗水への招致活動を行っている2012年世界博覧会を南北共同で開催することを提案した与党・開かれたウリ党に対し、全羅南道と麗水市が遺憾の意を示している。
 全羅南道と麗水市は、正式な立場表明は行っていないものの、こうした計画が麗水招致に悪影響を与えかねないと懸念している。特に全羅南道は、共同開催で世界平和や人類発展に貢献できるという趣旨は理解できるが、招致活動に熱を上げている麗水市民や周辺地域住民らの意見を無視し、自治体との相談もなかったことには納得できないと指摘した。また地理的にみても北朝鮮と麗水は大きく離れているため、社会基盤施設の調整にばく大な費用がかかり、現実性に欠けていると強調した。

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 招致委員会関係者は「現地視察が1年後に迫っているこの時期に、共同開催の問題が取り上げられることに驚いている。このままでは招致活動に支障をきたすのでは」と懸念している。

 これに先立ち、ウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は14日、全羅南道木浦での会見で、世界博覧会の南北共同開催を推進することで統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官と合意したと発言していた。

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