10大グループ系列の上場企業が金融監督院に提出した事業報告書によると、サムスングループが保有する土地は2005年末現在、公示地価基準で4兆8881億ウォンに達しトップとなった。前年末に比べ19.7%増加した。サムスン電子とサムスン電機の保有土地が急増したことがグループ全体の保有土地規模拡大につながった。
 現代自動車グループは、現代自動車と起亜自動車の保有土地の大幅な拡大を背景に、土地保有額が4兆8674億ウォンに達したが、わずかの差で2位にとどまった。

 SKグループはSKの保有土地が減り、土地保有額は3兆5186億ウォンだった。LGグループはLGフィリップスLCDとLGマイクロンの保有土地がそれぞれ41.5%と、68.1%増加し、グループ全体では22.3%増の2兆4306ウォンになった。増加率は10大グループで最も大きかった。

 このほか、ロッテグループは4兆4852億ウォンで3位になり、GSグループ、韓進グループ、現代重工業グループ、ハンファグループ、斗山グループも土地保有額が増えていた。

 証券業界関係者は「公示地価は市価の半分にすぎない上、10大グループの非上場企業も多いため、実際の保有土地はもっと多いだろう」と話している。また、企業の業績改善で現金保有は増えたものの、魅力的な投資先がなかったことが土地保有額増加の原因と分析した。

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