「日韓関係の友好に向け、自分の経験を紹介します。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に会えるなら、何よりです」
 盧大統領が3月1日に読み上げた記念辞を授業に活用し、日本による侵略戦争を擁護する歴史教育を批判したとして免職処分を受けた日本の中学校教師が、韓国の市民団体の招待を受け講演を行う。講演するのは東京都千代田区の区立中学校で社会科教師を務めた増田都子さんで、来月11日から12日まで釜山を訪問、日本の歴史教育の問題点と自分の免職経験について講演する。

 盧武鉉大統領の記念辞に感動を受け、日本の政治家らの誤った歴史認識を批判する内容の手紙を盧武鉉大統領あてに送った増すさんは、手紙の中で日本による侵略戦争を批判する発言をした自民党所属の東京都議会議員の実名を挙げ、「国際的に恥をさらす歴史認識を堂々とさらけ出している」と批判した。また、「新しい歴史教科書作る会」による扶桑社の歴史教科書のわい曲も指摘している。

 増田さんは「生徒らは知る機会がなかった日本の侵略の歴史を授業で習い、かなり満足している」と述べている。韓国滞在中には盧大統領との面談を希望している。

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