在韓米軍のバーウェル・ベル司令官が10日、予備役将軍の集まり「星友会」の招きで食事会に出席し、在韓米軍基地を移転した後の環境回復問題について「韓国の立場で一方的に処理されれば、韓米同盟に支障をきたす恐れがある」との考えを示していたことが分かった。星友会が12日に明らかにした。
 ベル司令官は「韓国側の環境評価や現状回復の要請で、米軍基地の返還問題が非常に難しい状況に陥っている」と指摘した。また、返還問題が遅延しているため、基地の管理維持に毎月50万ドルかかっていると主張し、問題解決には政府間の合意が必要だと述べた。この発言は、韓国政府が「環境汚染の当事者が環境回復のための費用を負担するという原則に従い、米国側が費用を支払うべき」と指摘したことに対する不満の表れとみられる。

 一方、韓国軍による朝鮮半島戦時作戦統制権の単独行使問題については「両国がどう解釈するかによって、同盟が強まることもあれば悪化することもある」と指摘した。

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