日本の外務省が2月に実施したDNA検査の結果、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの夫は、1978年に韓国から北朝鮮に拉致された高校生、金英男(キム・ヨンナム)さんである可能性が高いことが確認された。
 北朝鮮に拉致された人の救出を推進する市民団体「拉北(北朝鮮に拉致されたの意)家族の会」の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は11日、拉致された高校生5人の家族から採取したDNAを精密調査した結果、「金英男さんの家族のDNAと、めぐみさんの娘キム・ヘギョンさんのDNAが一致した」と日本の外務省から連絡を受けたと明らかにした。拉北家族の会はこの調査結果を、すぐに全羅北道全州市に住む金英男さんの家族に伝えたという。

 日本外務省は2月に、1977~78年に拉致された韓国の高校生5人の家族から血液と毛根を採取し、キム・ヘギョンさんのDNAとの照合を行った。金英男さんと、北朝鮮が2004年11月にめぐみさんの夫だとして日本政府代表団に引き合わせたキム・チョルジュン氏が同一人物であるかは、今後も調査を続けていくとしている。

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