外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官は10日、次期国連事務総長の当選票獲得に向け、ロシア・モスクワでラブロフ外相と会談した後、イタリアに向けて出発した。その後はスロバキアとギリシャに向かう予定だ。
 潘長官は、ロシア訪問前にデンマークとオーストリアを訪問していた。また出馬を表明する前には、米国や英国、フランスを訪れている。国連常任理事国の米英仏中ロと非常任理事国10カ国のうち9カ国以上から支持が得られれば当選が確実になるため、デンマークやスロバキア、ギリシャなど非常任理事国からの支持を重要視している。

 一方、ラブロフ外相との会談では、国連の改革問題を協議したほか、国連事務総長の出馬に対するロシア側の支持を求めた。これに対しロシア政府は、次期国連事務総長にはアジア地域の出身者が就くべきと主張し続けている。タイのスラキアット副首相に対する支持も含めて慎重に検討しているようだ。

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