救助を待つオスのキバノロ=6日、鉄原(聯合)
救助を待つオスのキバノロ=6日、鉄原(聯合)
江原道鉄原郡・非武装地帯(DMZ)周辺の地雷地帯で4日、わなにかかって苦しんでいるシカ科の哺乳類、キバノロを巡察中の軍将兵が発見していたことが分かった。韓国鳥類保護協会・鉄原市会が6日に明らかにした。発見されたキバノロは、協会関係者が保護する過程で、まもなく死亡した。
 また、その横で死後1週間以上が経過したものとみられるメスのキバノロも見つかったが、地雷地のため死骸を運ぶことはできなかったという。わなは、野生動物を捕獲しようとする何者かが設置したものと見られる。

 非武装地帯は野生動物の最後の避難所として知られているだけに衝撃を与えている。キム・スホ事務局長は「地雷地帯まで進入し、命がけでわなを仕掛けようとする人間の行為が許せない」と憤りを示した。

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