昌徳宮のクワ(上)とエンジュ=2006年2月(聯合)
昌徳宮のクワ(上)とエンジュ=2006年2月(聯合)
文化財庁は5日、ソウル・昌徳宮敷地内のクワとエンジュの木を天然記念物に指定したと明らかにした。
 昌徳宮入り口に立つクワの木は樹齢約400年で、高さは12.0メートル、幹の直径は72.5センチメートルにもなる。文化財庁の話によると、養蚕の大切さを民衆に広めるため朝鮮時代に行われた「親蚕礼」など宮中の養蚕の歴史を証明するもので、文化的価値が高いという。

 一方、敦化門の観覧道両脇に立つ8本のエンジュの木は高さ15メートル、幹の直径が90~178センチメートル。1820年代に昌徳宮と昌慶宮を描いた「東闕図」にも姿を確認することができ、宮殿の培植基準とその意味を探ることができる。

 昌徳宮内ではこれまでに、イブキとサルナシの木が天然記念物に指定されている。

Copyright 2006ⓒYONHAPNEWS. All rights reserved
 0