6カ国協議の韓国側首席代表を務める外交通商部の千英宇(チョン・ヨンウ)外交政策室長は5日、北朝鮮の核問題について「解決までには、まだかなりの時間を要し、さらなる外交的努力も必要だ」との見方を示した。訪問先のモスクワから帰国し、空港で聯合ニュースの取材に対し答えたもの。北朝鮮を除く6カ国協議の当事国すべてを訪問して出した結論だという。
 千首席代表によると、ロシア側も核問題の解決には難色を示している。問題解決に向け、ロシアが米国や北朝鮮にどのような働きかけをしたのか質問されると、千首席代表は「ここで明らかにすることはできないが、米朝が互いに融通性を発揮することを望んでいるようだ」と答えた。

 また、北朝鮮の核問題に対する米国の関心が、最近下がっているのではとの指摘については「米国はイラン・イラク問題も抱えているが、北朝鮮の核問題も同様に重要な問題として認識しているはず」と強調した。

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