国の借金が過去最大となった。財政経済部が4日に明らかにしたところによると、昨年末現在の国の借金は国際通貨基金(IMF)基準で248兆ウォンと、前年末より44兆9000億ウォン多かった。これは国内総生産(GDP)の30.7%に当たる水準で、GDPに占める割合は2004年の26.1%から4.6ポイント増加した。経済協力開発機構(OECD)の方式で計算するとGDPの20.3%だった。
 国の借金は2001年末の122兆1000億ウォンから2002年に133兆6000億ウォン、2003年に165兆7000億ウォン、2004年に203兆1000億ウォンと毎年急増している。

 昨年は為替市場安定用の債券発行と関連した借金が15兆8000億ウォン増えたほか、公的資金を調達するために発行した債券が段階的に国債に転換され12兆ウォンが増えたのが背景。このほか一般会計の赤字補てん9兆ウォンと国民住宅基金3兆ウォンも原因となっている。

 財政経済部は、「当初予測していた248兆1000億ウォンと同じ水準だが、GDPが予想を下回った。GDP比の割合が見通しの30.4%をやや上回ったが、OECD加盟国の平均76.9%に比べれば低い水準」と説明している。

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