NATO(北大西洋条約機構)が欧州を抜け出し、オーストラリアや韓国などアジア国家と連携する‘世界化’を推進している。

フィナンシャルタイムズ(FT)紙は3日、NATOがアジア・北ヨーロッパ国家との戦略関係強化を通した影響力拡大を模索している、と報じた。

同紙によると、NATOは米国の主導でオーストラリア・ニュージーランド・韓国・日本・フィンランド・スウェーデンなどに「グローバルパートナー」の地位を付与し、定例フォーラムを開く案も推進している。

こうした計画は米国とデホープスヘッフェルNATO事務総長が主導している。 領域拡大を通じて、脅威を受けているNATOの政治・軍事的地位を強化するためだ。

NATO報道官は「アフガニスタン戦争のような状況に対処するためにも、NATOと価値を共有して効果的な軍事力を保有する国家ができるだけ多く必要となる」と明らかにした。

米国は今年11月にラトビアの首都リガで開かれるNATO首脳会議で、「グローバルパートナーシップ」計画の追認を受けるという立場だ。 しかし同紙は「この計画は08年になってこそ実現可能」と予想した。

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