1984年6月に江原道東部戦線の軍部隊で、前方哨所で銃器乱射により15人が死亡した事件など、軍で発生した「疑問死」事件で再調査が実施される。
 大統領直属機関の軍疑問死真相究明委員会は3日、1月1日から15日までに寄せられた12件の事件について審議した結果、このうち11件について再調査の実施を決定したと発表した。

 1984年6月の事件は、所属兵士が内務班に手りゅう弾を投げ銃器を乱射するなどし同僚兵士を殺害した上で、休戦ラインを超えて北朝鮮側に渡ったもの。15人が死亡、11人が負傷し、事件発生6日後に北朝鮮側が放送を通じて犯人の兵士の北朝鮮入りを発表した。遺族らは、1人の兵士がどのように15人を殺害したのか、事件の正確な真相と、当時高圧的な姿勢で遺族らに慰労金を支払った理由などを明らかにするよう求めていた。

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