海洋生態系の宝庫と言われる干潟の面積が1964年からことしまでの32年間で、半減するとの研究結果が出た。
 韓国環境政策評価研究院(KEI)が30日に明らかにしたところによると、1964年には3905平方キロメートルだった干潟面積が、西海岸の埋め立てなどでことしは2000平方キロメートルに減り、2015年には1500平方キロメートル以下になると予想される。西海岸開発が本格化した1987年からことしにかけては、810.5平方キロメートルの干潟が埋め立てられたことが正式に明らかになっている。

 研究院は、過去10年間に沿岸の干潟が大規模干拓事業などで西海岸を中心に30~40%急減していること、無分別な開発と環境破壊で、海洋埋め立て工事が中断または縮小・変更されるケースが頻発していることを指摘した。埋め立て・しゅんせつなどによる浮遊土砂の拡散を防ぐため、工事過程で汚濁防止幕を設置し、埋め立て対象を保存地域と開発管理地域と開発整備地域に分け環境にやさしい管理体系作りに取組むなどを提案している。

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