北朝鮮貿易省のリ・ヨンナム副首相を団長とする北朝鮮政府代表団が25日、中国・広西壮族自治区にあるベトナム国境線付近の憑祥市を視察していたことが分かった。
 現地メディアが28日に報道したところによると、リ副首相ら一行は、憑祥市内で国境貿易の状況や支店の運営方式などを調査した。

 憑祥市は、ベトナムの首都ハノイへ向かう列車が通っており、2000~2004年にかけて、中国内の脱北者がベトナムに向かう際の経由地として多く利用していた。2003年12月には、脱北者を支援する「北朝鮮難民救援基金」メンバーの野口孝行さんが憑祥市経由で脱北者らをベトナムに密入国させようとした疑いで逮捕され、8カ月の服役を強いられている。

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