景気回復への期待感が高まっているが、製造業が肌で感じている体感景気はむしろ悪化していることが分かった。
 韓国銀行が10日から21日まで全国の製造業2929社を対象に調査を行ったもので、これによると製造業の業況指数は81で、先月より6ポイント下落した。業況指数は100未満の場合、景気悪化を予想する企業が景気改善を予想する企業より多く、100以上の場合はその反対を意味する。

 項目別では、売上実績と稼働率が基準値の100となり、前月よりそれぞれ2ポイントと1ポイント下落した。製品在庫水準は108で1ポイント上昇した。採算性は前月と同じ85、資金繰りは5ポイント下落の88にとどまった。

 調査対象企業の23.9%はウォン高が経営上の最も大きな問題に挙げており、国内消費の不振(19.7%)、原材料価格の上昇(13.0%)、競争の過熱(10.4%)などが続いた。


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