国立古宮博物館前に展示されている北関大捷碑=(聯合)
国立古宮博物館前に展示されている北関大捷碑=(聯合)
予算確保が難しく建立断念の危機に陥っていた北関大捷碑のレプリカ(複製)が早ければ9月ごろに京畿道議政府市内に建てられる見通しだ。
 京畿道と議政府は27日、約1億3000万ウォンの予算を投じ、5月からレプリカ建立事業を推進すると明らかにした。議政府市竜ヒョン洞にある鄭文符(チョン・ムンブ)将軍の墓地に建てる予定。これに先駆け、文化財庁から4月までに北関大捷碑の拓本と実測資料の提供を受けるほか、建立地周辺の整備事業も進める考えだ。一方、文化財庁も来月1日に行われる北朝鮮への北関大捷碑返還を記念し、年内にソウルの景福宮と忠清南道天安市の独立記念館にレプリカを立てるとしている。

 北関大捷碑は、壬辰倭乱(文禄慶長の役)の際に鄭文符が日本軍を撃退した記念として建てられた石碑で、日露戦争当時の1905年に日本に持ち込まれた後、100年ぶりに韓国に返還されていた。


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