韓国銀行が27日に発表した先月の経常収支動向(速報値)によると、1月の経常黒字は1億4000万ドルで、昨年9月から5カ月連続で黒字となった。しかし、前月の経常黒字5億4000万ドルに比べると75%の減少で、前年同月の38億8000万ドルとは比較にならないほど急激な減少となった。韓国銀行は、旧正月連休により輸出の伸びが鈍化したのに対し輸出が大幅に増加したことで商品収支黒字が縮小したことや、海外旅行者の急増でサービス収支赤字が拡大したことが背景と分析している。
先月の商品収支黒字は15億2000万ドルで、前月比2億8000万ドル減少したほか、サービス収支は16億4000万ドルの赤字を計上していた。先月の輸出は233億1000万ドルで、前年同月より3.8%の増加にとどまったが、輸入は17.3%増の228億1000万ドルに達していた。
所得収支は対外利子支払いと配当金支払いが縮小したが、配当収入が大きく伸び5億7000万ドルの黒字を記録、前月より3億3000万ドルの増加となった。経常移転収支は3億1000万ドルの赤字で、17カ月連続の赤字となった。
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