世界食糧計画(WFP)は23日の執行理事会で、北朝鮮住民の慢性的な栄養失調と飢餓解消に向けた2年間の支援計画を承認した。AP通信が伝えた。WFPはただ、北朝鮮当局が支援食糧の配給を監視するモニター活動を制限していることに懸念を表明している。
 計画は1億200万ドル相当で、子どもや女性向けに北朝鮮産の食糧にビタミンやミネラルなどを配合し支援することなども含まれた。また雇用状況がよくない地域では穀物配給を支援し、農作業など共同体による作業が円滑に進められるようにする計画だ。

 北朝鮮は昨年、国際支援団体に対し、緊急人道支援を昨年末で終了させ、代わりに開発援助に転換するよう要請していた。穀物収穫が増えたことに加え、対外依存の定着やWFPの監視活動強要などを理由に挙げている。


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