国立環境科学院が23日に明らかにしたところによると、昨年の4月と10月に大気汚染物質の航空測定を行った結果、汚染物質は中国内陸部から流入し、黄海上で汚染濃度が上昇することが分かった。偏西風の影響で、中国中南部の工業地帯を通る空気が汚染物質を運んでくるものと、環境科学院は見ている。
黄海の1.2~2.0キロメートル上空では、約2~3ppbの二酸化硫黄(SO2)が中国から韓国方面へ移動している様子が観測された。黄海から国内に入ってくるSO2は、4月の測定では1日当たり1460トンで、大気中の汚染濃度は2.6ppbだった。10月に実施した調査では、1日当たり861トン、汚染濃度5~10ppbだった。
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