外換銀行は31日、昨年の当期純利益が1兆9293億ウォンとなり、前年の5221億ウォンの3.7倍に達したと明らかにした。純利益規模は創立以来最大となる。
 外換銀行は2003年に2138億ウォンの赤字を記録したが、2004年に5221億ウォンの純利益を上げていた。このほか総資産収益率(ROA)が2004年の0.81%から昨年は3.05%に、自己資本利益率(ROE)も19.43%から43.97%にそれぞれ増加するなど、収益性指標も大きく改善されたことがわかった。

 さらに固定以下与信比率が0.9%、延滞貸出金比率が0.93%、固定以下与信に対する貸倒引当金の積立比率が157%と、健全性の指標も銀行業界の上位クラスを維持した。営業利益も、前年の4534億ウォンの2倍以上に達する9784億ウォンを計上した。このほか昨年9月末基準で12.17%だった国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率が、昨年末には1.7ポイント増の13.8%に達した。

 外換銀行側は、外国為替、輸出入部門に強いのに加え、バンカシュランス(保険の銀行窓販)や受益証券販売の強化などが業績改善につながったとしている。銀行関係者は「資産健全性を保ちつつ、無収益資産の正常化などで貸倒引当金の積立負担を緩和することで、過去最大の業績を上げた」と分析し、過去の不良資産の正常化による利益実現も反映されたと説明した。


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