統計庁が31日に明らかにしたところによると、価格の高いウイスキーの国内出荷が4年ぶりに増加に転じた一方で、庶民が好む焼酎やビールは鈍化・減少していることがわかった。
 昨年のウイスキー国内出荷量は1万912キロリットルで、前年比6.8%の増加だった。2001年の10.4%増をピークに減少を続けていたが、景気回復の兆しが見え始めた昨年、原液熟成17年以上のスーパープレミアム級と、12年産のプレミアム級を中心に国内販売が持ち直した。

 一方、大衆酒の焼酎は昨年の国内出荷量が108万8812キロリットルで前年比0.6%増にとどまり、2003年以来、増加率は鈍化している。また、ビールの国内出荷量は166万2425キロリットルで、前年から4.1%減少した。

 酒類業界関係者は「酒が所得水準と必ずしも密接に関係するとは言えないが、景気の回復が庶民層まで及ばず、酒を飲まなくなったことから、焼酎とビールの販売が低迷した」と分析している。ウイスキーも12年産以上の高級品は売上が伸びたが、スタンダード級は減少しており、ウイスキー市場にも二極化が現れていることがわかった。


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