農村振興庁は30日、「日本産コシヒカリ」と表示し販売しているコメ27ブランドについて品種調査を行った結果、85%が偽物だったと発表した。
 このうち13ブランドはまったくの国産米でコシヒカリが1粒も入っておらず、5ブランドが国産米98%以上、2ブランドが国産米95%以上、3ブランドが国産米75%以上と確認された。残り4ブランドについても一部国産米が混ざっていることがわかり、100%のコシヒカリは国内では販売されていないことが判明した。

100% の最新ニュースまとめ

 農村振興庁では、消費者人気に便乗したコシヒカリの詐欺販売行為の根絶に向け、国内のコシヒカリブランド生産業者に調査結果を通知し、ブランドの集中管理を行う。再度摘発された場合はブランド名を一般に公開すると同時に、農林部、国立農産物品質管理院と協力し告発手続きを行う。

 農村振興庁作物科学院の李暎泰(イ・ヨンテ)遺伝育種課長は、「今年からコメ市場の開放で輸入米が市販されるようになる。国内コメ産業の安定を維持するため、流通ブランド米の正確な情報を消費者に伝え賢明な選択を呼びかける」としている。


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