2004年初めに業務停止の処罰を受け失脚していた北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)朝鮮労働党組織指導部第1副部長が2年ぶりに復権した。張氏は金正日(キム・ジョンイル)総書記の実妹、金敬姫(キム・ギョンヒ)氏の夫で、一時は北朝鮮のナンバー2とされていたが、党内で派閥を作ったとして失脚していた。28日に金総書記が主催した新年会に出席し、2年ぶりに公の席に姿を見せた。
 北朝鮮では崔竜洙(チェ・リョンス)人民保安相、沈元一(シム・ウォンイル)人民保安省政治局長、崔春晃(チェ・チュンファン)労働党宣伝扇動部第1副部長、池在竜(チ・ジェリョン)労働党国際部副部長らが解任されるなど、張氏の周辺に対する粛清を続いていたとされる。

 消息筋によると、張氏は昨年末に復権したが、組織指導部第1副部長ではなく、勤労団体及び首都建設部第1副部長に任命されたという。この部署は金日成社会主義同盟、職業総同盟など、労働団体を総轄する部署。部長は確認されていない。張氏は1990年代半ばに組織指導部第1副部長に任命されていた。


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