韓国銀行が27日に明らかにしたところによると、昨年の外国人投資資金の純流出は24億3000万ドルで、92年の市場開放後最大規模となった。投資資金流入は1480億8000万ドル、流出は1505億1000万ドルで、取り引き規模は前年比34.0%増に当たる2985億9000万ドルだった。
 海外投資家による証券投資資金が大幅に流出したのは、昨年5月にモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)指数で韓国銘柄の割合が縮小されたことや、株価上昇が続いたことで利益確定を狙った外国人投資家の株売却などがあったためと分析される。また、ウォン高による為替差益が出たことも原因のひとつと考えられる。

 一方、昨年末現在の外国人証券投資残高は、株式が2667億5000万ドル、債券は43億5000万ドルで前年同期比54.9%増の2711億ドルに達している。


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