昨年は漢江と栄山江の水質が前年より改善された一方、洛東江と錦江の一部地域では水質が悪化したことがわかった。環境部が24日、国内4大河川の生物化学的酸素要求量(BOD)を測定した結果を明らかにしたもの。
 漢江・八堂湖のBODは昨年1.12ppmで、98年に設定された目標値1.0ppmは達成できなかったものの、前年1.3ppmからは改善した。漢江・鷺梁津地域は前年の3.4ppmが昨年は3.1ppmに、栄山江でも羅州地域が前年6.1ppmから昨年は5.3ppm、住厳地域で前年0.9ppmから昨年は1・0ppmになるなどの改善を見せた。一方、洛東江は亀尾が1.9ppm、高霊が2.9ppmで、それぞれ前年の1.7ppmと2.6ppmから悪化した。錦江の大青も昨年は1.1ppmで、前年の1.0ppmを若干下回る結果となった。

 目標水質が定められている全国194河川の目標達成率は42.3%で、これまでの平均34.6%に比べ大幅に上昇し、平年より降水量の多かった2003年を除いては、過去最高を記録した。河川別では漢江が53.8%、洛東江が45.0%、錦江が44.7%とおおむね高かった。栄山江と蟾津江では、環境基礎施設の普及が低いのに加え、目標数値を高く設定し過ぎたため、どちらも16.7%と低かった。


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