青瓦台(大統領府)は16日、北朝鮮による韓国人拉致問題の解決に向け最善を尽くすとの考えを示した。1987年に拉致された韓国漁船の船長の娘が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に手紙を送り、拉致被害者らの救出を求めたことを受けたもの。
 金晩洙(キム・マンス)報道官は同日の定例会見で「被害者の家族の心情を考えるといたたまれない」と述べるとともに、政府は拉致問題解決に向け、これまでも多角的な面から努力してきたと強調し、今後も南北閣僚級会談などを積極的に活用するなど問題解決に最善を尽くす考えを示した。

 北朝鮮に拉致された韓国人被害者は480人余りに上るとみられ、2000年11月から昨年11月までに55人の生死が確認されたほか、11人が家族との再会を果たしている。


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