消火作業にあたる消防隊員ら=30日、大邱(聯合)
消火作業にあたる消防隊員ら=30日、大邱(聯合)
大邱市中区の西門市場で29日午後10時ごろ火災が発生した。火は2時間後にほぼ消し止められたが、店舗1060軒のほとんどが全焼した。大規模な火災となったが、これまでのところ死亡者は発生していない。

警察によると3階建ての建物の1階にある寝具・衣類販売店から出火した。この店は午後7時ごろに閉店しており、火災発生当時に人はいなかった。建物が老朽化していることから、漏電による火災の可能性が高いと見て警察が火災原因を調べている。

 火災を最初に発見した警備員は、巡回中に煙が出ているのを見つけすぐに消防に通報するとともに、消火器で消し止めようとしたが間に合わなかったと話している。消防車100台余りと消防隊と警察1000人余りが出動して消火作業に当たったが、衣類販売店や寝具販売店が密集する商店街であることから有毒ガスが発生し、消火作業は長引いた。また、当日の営業をすでに終えており、建物のシャッターが下りていたため消防隊が進入に手間取ったことも被害拡大につながった。

 火災が発生した建物は1975年に建てられた地下1階地上3階建て。西門市場では1960年に大規模な火災が発生したほか、今回火災が起きた第2地区でも1996年に火災が発生している。


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