国の情報機関による盗聴事件に関与した疑いで取り調べを受けている林東源(イム・ドンウォン)元国家情報院長は28日、盗聴で入手した情報を毎日7~8件ずつ報告を受けていたとされる疑いを全面的に否認した。
 28日朝に出頭した林氏は、15時間近い取り調べを受けた後、29日午前0時40分ごろ帰宅した。その際取材陣に対し「違法な盗聴の報告を受けたことはなく、(盗聴を)黙認したこともない」と話した。また、元国家情報院国内担当次長の金銀星(キム・ウンソン)容疑者と共謀し、違法な盗聴を行ったという検察の判断については「話すことはない」と回答を避けた。

 検察は林氏に対し、金容疑者と科学保安局長らから違法な盗聴を通じて入手した情報の報告を受けていたのか、また違法な盗聴が行われていたことを知りながらも黙認していたのかなどについて集中的に取り調べた。



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