10月から平壌をはじめとした北朝鮮全域で食糧供給が正常化しており、総合市場でのコメ販売も姿を消した。在日本朝鮮人総連合会の機関紙、朝鮮新報が27日に伝えた。
 同紙が平壌発で伝えたところによると、北朝鮮当局が10月から取っている措置は、食糧配給の復活ではなく、食糧事情の悪化でこれまでに供給でなかった分の配給量を正常化させたもので「糧政事業の正常化は90年代に試練を経た朝鮮経済の復興を証明するもの」としている。

 収買糧政省のキム・サンチョル所長は「10月1日から食糧を全国的に正常供給している。食糧供給の正常化とは、全量を渡すということだ」と説明している。食糧供給は首都の平壌だけでなく、全国的に行われており、地域による格差はないと強調している。また、外信で食糧配給が復活したと報道されたことについては、「一度廃止された制度が復活されたのではなく、非正常的だった供給が正常化されたもの」と述べた。


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