現代自動車は27日、第3四半期(7~9月期)の経営業績を発表し、営業利益が2680億ウォンで、前四半期に比べ41.5%、前年同期に比べ42.2%減少したと明らかにした。四半期ベースで営業利益が2000億ウォン台に落ち込んだのは、2003年の第3四半期以来2年ぶりのこと。夏期休暇と部分ストの影響があったとみられる。
 また、第3四半期の販売台数は国内向けが13万5765台で2.7%増えたが、輸出は22万5100台と17.5%の減少となった。売り上げは6兆1498億ウォンで、前四半期に比べ11.5%、前年同期に比べ6.0%落ち込んだ。これは、鉄鋼など材料費の値上がりとウォン高の影響があったほか、夏期休暇と秋夕(旧盆)の連休、労働組合による部分ストなどで営業日数が減り稼働率が落ち込んだことで、「ソナタ」や「グレンジャー」などの在庫不足が起きたことなどが背景。

 しかし、海外現地法人の業績が好調なことや営業外収益が伸びたため、第3四半期の経常利益は6658億ウォンで、前四半期に比べて15.0%減ったが、前年同期よりは13.0%増加した。純利益も5349億ウォンで、前四半期に比べ12.8%減少したが、前年同期よりは27.1%増えた。

 第1四半期から第3四半期の累積売り上げは19兆2664億ウォンで、前年同期に比べ3.3%落ち込み、営業利益も1兆486億ウォンで36.0%減少した。一方、経常利益は2兆1130億ウォン、純利益は1兆6579億ウォンで前年同期に比べそれぞれ6.8%、21.8%増加した。


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