韓国生命分け合い運動本部が27日明らかにしたところによると、急性リンパ性白血病の診断を受け、ソウル・汝矣島の病院で抗がん治療を受けてきたイ・ジョンピョ(11)君が日本人男性(46)から骨髄を提供され、同日午後に骨髄移植手術を受ける。
 ジョンピョ君が白血病の診断を受けたのは3月末だった。突然鼻血が出て風邪だと思い病院に行くと緊急精密検査が必要だと言われた。検査を受けた結果は急性リンパ性白血病。思いもよらなかった診断結果に家族らは目の前が真っ暗になった。

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 お兄さんのウンピョ(14)君の骨髄遺伝子を検査したが弟とは一致せず、その後国内で5人の提供登録者が見つかったものの家族の反対などですべて提供意思を撤回した。米国、日本、ドイツなど海外でも提供者を探し続けた結果、日本人の提供者を見つけ、27日午前に日本の病院で骨髄を採取することになった。骨髄はすぐにソウルに移送され、同日午後6時頃から約2時間の手術でジョンピョ君に移殖される。

 ジョンピョ君の母、キム・スンギュさんは「顔も知らないジョンピョに骨髄を提供してくれた方に何と感謝の言葉を伝えればよいかわからない。新しい生命をくれた方の恩に応えられる人生を送りたい」と涙をみせた。

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