北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)大学のキム・ソンオク教授は、大学の学報3月号で「金将軍はわが国がアジアに位置している現実的条件に合わせ、アジア・太平洋地域の国・地域との関係を拡大発展させることに大きな関心を傾けるようおっしゃった」と明らかにした。
 金教授によると、金総書記は1994年、北朝鮮と外交関係を結びながら25年間臨時中断状態にあった豪州との関係を改善することを指示し、1997年3月には推進状況を直接把握し具体的な指針を下した。2000年に外交関係を再開することで合意している。

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 また、金総書記は原油と天然ガスが多く埋蔵されているクウェートとの関係改善にも格別な関心を示しているという。金総書記は1998年1月に「クウェートと外交関係を結べばより積極的に協力できる」とし、外交部門の関係者らにクウェートとの関係回復に向けた活動をより積極的に行なうことを指示した。

 さらに、1994年8月には東南アジア諸国連合(ASEAN)地域安保フォーラム(ARF)に加入し、北朝鮮に有利な環境を築くことを指示した上で、代表団を主なASEAN加盟国に派遣し外交活動を行った。2000年にはタイで開かれたARF高官級実務者会議で正式に加入することができたと、金教授は強調した。


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