格付け機関のフィッチ・レーティングスは24日、韓国の信用格付けを従来の「A」から1段階高い「Aプラス」に引き上げ、アウトルックは「安定的」にしたと明らかにした。「Aプラス」は5番目に高いレベル。フィッチは、先月の6カ国協議妥結が地域内の安保関連リスクを減少させた点を、引き上げの最も大きな理由に挙げている。アジア担当のマコーマック理事は、6カ国協議が北朝鮮の核問題に対する関心の焦点を「実現の可能性」から「時期と手段」に変更させたと話している。
 フィッチは、この2年間に北朝鮮問題が国連安全保障理事会で取り上げられ、その結果北朝鮮に対する経済的制裁が実現する可能性があるという点を考慮しており、信用格付けにも影響を与えるだろうとの立場を示してきた。また、韓国の公共部門の財務状態が良好だという点と、国内総生産(GDP)の40%を占める輸出産業の割合も信用格付けの算定に影響を与えたと説明している。


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