来月11日から19日までソウルで開かれる第15回国際赤十字赤新月社連盟総会に、北朝鮮赤十字も参加することが分かった。
 統一部の李鳳朝(イ・ボンジョ)次官は20日、北朝鮮側が17日に朝鮮赤十字会の張在彦(チャン・ジェオン)委員長名義で、大韓赤十字社の韓完相(ハン・ワンサン)総裁に送った電話通知文を通じ、参加の意向を表明したと明らかにした。北朝鮮側からは、朝鮮赤十字会副委員長を団長とした代表団8人が参加する予定。李次官は「北朝鮮側が南北対話でなく、国際会議と関連しソウルに来るのは今回が初めて。南北間の協力を増進し、離散家族など人道的な問題解決にプラスになるだろう」と期待している。

 会議には赤十字国際委員会(ICRC)と国際赤十字赤新月社連盟をはじめ、181カ国・地域の赤十字・赤新月社の代表、国連をはじめとする各種国際機関の代表など、1000人余りが参加する予定。

 11~15日に開かれる連盟総会では「未来の連盟に備えて」とのテーマで踏み込んだ議論が行われるほか、連盟の業務を総括する管理理事会20カ国を選出する。また、総会後の16~18日に開かれる代表者会議では「人間の尊厳性保護」とのテーマで、紛争や武力衝突が起きた際の、国際赤十字運動構成員間の協力などについて協議する。赤十字国際委員会は、人間の尊厳性保護と関連し「ソウル宣言」を発表する予定。


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