徐坰徳教授のSNSより(画像提供:wowkorea)
徐坰徳教授のSNSより(画像提供:wowkorea)
ドイツの裁判所が先月28日、第2次世界大戦中にナチス・ドイツの強制収容所で看守を務めていた、現在101歳の男に殺人ほう助などの罪で禁錮5年の判決を言い渡した。これに関連し、韓国誠信女子大学ソ・ギョンドク(徐坰徳)教授が「日本は見ているか」と忠告した。

 ドイツの裁判所はヨーゼフ・S被告(101)に禁固5年を宣告。彼は出廷した“ナチス戦犯”の最高齢で、70年以上経ったいま、有罪判決を受けたかたちだ。

 ヨーゼフ・S被告は1942~1945年、ドイツ・ベルリン近郊にあったナチスのザクセンハウゼン強制収容所で看守として働きながら、収監者3518人の虐殺を直・間接的にほう助した罪で昨年、起訴された。

 1936年に建てられたザクセンハウゼン強制収容所には、ユダヤ人やジプシー、同性愛者など20万人以上が収容され、彼らは強制労役、殺害、人体実験、飢餓、疾病などで死亡した。

 徐教授は1日、SNSで「日本はこうしたドイツの状況を見ていますか?日本はドイツの戦後処理を必ず見て学ぶべき」と声を上げた。

 また、「日本は今年も強制労役の歴史的事実を隠し、佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録しようと地団駄を踏んでいる」とし、「反省や謝罪どころか、いつも歴史歪曲(わいきょく)だけをおこなっている状況」と強調した。


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