韓国国防相「米国、GSOMIA解決のため日本にも強いメッセージ」(提供:news1)
韓国国防相「米国、GSOMIA解決のため日本にも強いメッセージ」(提供:news1)
来る23日、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が終了する中、米国と日本の国防長官と相次ぎ会談した韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部(国防省に相当)長官は「米国が日本側にもGSOMIA維持のため持続的にメッセージを伝えたと聞いている」と述べた。

 鄭長官は17日夜(現地時間)、ASEAN拡大国防相会議(ADMMプラス)が行われたタイ・バンコクのホテルで記者らと会いこのように述べた。

 これに先立って鄭長官は日本の河野太郎防衛相と45分ほど会談を行い、その後、マーク・エスパー米国防長官が追加され、日米韓の国防長官が1時間15分ほど会談を行った。

 今回の会談で最も大きな話題は日本の輸出規制により韓国政府が断行したGSOMIA終了問題がどのように解決できるのかというものだったが、日韓会談でも、日米韓の会談でも同問題に対する進展はなかったと鄭長官は伝えた。

 鄭長官は「GSOMIAは国防当局間の解決する事案というより、政府次元で解決すべき問題であるため、外交的にも水面下の協議を多く進めてきたときいている」とし「その部分がうまく進んでほしいと言っているが、(日本側から)すっきりとした返事は聞いていない」とし、双方の立場の違いを説明した。

 また鄭長官は「韓日間の共有する情報自体がそれほど重くなかった」としながらも「ただし、韓米同盟の象徴のような戦略的価値が多かった協定」と述べた。

 米国はGSOMIA終了が迫ると関連の当局者を相次ぎ韓国へ送り、終了決定撤回を迫ってきた。ただし、この過程で米国が日本に向けて特別な行動はしておらず、韓国政府の立場変更のみを要求するというのが不当だとの世論がある。

 これについて鄭長官は「米国の立場では、韓米日の協力維持が重要であるため、韓国だけでなく日本も強く圧迫している」とし「持続的に日本にもメッセージを投げたときいている」と伝えた。


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