河野太郎 外相は19日、南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使を呼び、韓国最高裁の徴用工賠償判決に関連し強く抗議した。

 日韓の複数メディアによると、河野外相はこの日、日本が徴用工賠償判決に関して要求した日韓請求権協定に基づく仲裁手続きに韓国が応じなかったことについて「非常に残念だ」と抗議。「韓国政府が国際法違反の状態を野放しにせず、ただちに是正措置をとることを強く求める」と述べた。

 南駐日大使は「韓国政府の努力の一環として、日本側に韓国側の構想を伝えている」と述べると、この発言を聞いた河野外相は「韓国側の提案は全く受け入れられるものではないと以前にもお伝えしている。それを知らないフリをして、改めて提案することは極めて無礼だ」と言い切った。

 これを前に、日本政府はことし1月、協定に基づく政府間協議を韓側へ要請した。その後も回答がなかったため、5月に協議で解決しない紛争処理を付託する仲裁委員会の設置を要請。しかし、韓国政府は協定上の期限とされる今月18日までに仲裁の諾否について回答しなかった。


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