韓国の朴槿恵大統領は25日、慰安婦問題に関して「生涯、苦痛を伴って生きてきた元慰安婦の女性たちが生きていらっしゃる間に名誉と尊厳を回復することが大事だ」と述べた。(提供:news1)
韓国の朴槿恵大統領は25日、慰安婦問題に関して「生涯、苦痛を伴って生きてきた元慰安婦の女性たちが生きていらっしゃる間に名誉と尊厳を回復することが大事だ」と述べた。(提供:news1)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、慰安婦問題に関して「生涯、苦痛を伴って生きてきた元慰安婦の女性たちが生きていらっしゃる間に名誉と尊厳を回復することが大事だ」と述べた。

 大統領府によると、朴大統領はこの日の午後、訪韓中のゼイド・ラド・アルフセイン国連人権高等弁務官と大統領府で会い、「慰安婦問題の解決は日韓関係の未来志向的発展のためにも重要だが、戦時中の女性の人権保護の問題にもなる」として明らかにした。

 これに対してゼイド氏は「今回の訪韓をきっかけに元慰安婦に会って話をした」とし、「この問題に関心を持ち続け、問題解決を支援していくつもりだ」と述べた。

 朴大統領は北朝鮮住民の人権改善問題については「昨年2月にCOI(北朝鮮人権調査委員会)の報告書発表後、国際社会の関心が高まった状況を活用し、その質実的改善を図っていくべきだ」とし、「このような側面で国連北朝鮮人権事務所が重要な役割をしてくれると期待している」と明らかにした。

 朴大統領は続けて、北朝鮮が韓国人2名に無期懲役を宣告したことについて「この問題を含め、脱北者と離散家族、拉致被害者、国軍捕虜の問題に深く憂慮している。このような人道的事案についてOHCHR(国連人権高等弁務官事務所)が関心を持って欲しい」と訴えた。

 するとゼイド氏は、韓国政府が国連北朝鮮人権事務所の設置を受け入れ、OHCHR活動を支援していることについて感謝の意を表し、「北朝鮮の人権状況を改善するため努力し続ける」と明かしたという。

 このほかに朴大統領はこの日の面会で「国連人権理事会の特別手続きなど国際人権メカニズムに韓国の専門家が多く参加している」とし、「彼らが担っている任務を円滑に遂行できるよう関心を持って支援して欲しい」と述べた。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0