日本のWTO提訴に韓国政府は遺憾…「輸入規制は国民の安全を考慮した措置」

韓国が日本からの水産物輸入を規制したのに対して、日本政府がWTO（世界貿易機関）に提訴した。

　韓国国務調整室、食品医薬品安全処、産業通算資源部、外交部など政府関係部署は21日、「日本が、自国の水産物に対する韓国の輸入規制に対して、WTO紛争解決手続きによる協議を要請した」と明らかにした。

　韓国政府は原発事故が発生した福島県周辺8県からの全水産物に対する輸入を禁止し、日本の水産物からセシウムが微量でも検出されれば、プルトニウムなどその他核種に対する検査証明書を要求する食品に対する放射性セシウム基準をkg当たり370ベクレルから100ベクレルにした。

　韓国政府は日本の提訴に遺憾の意を表明した。

　韓国政府関係者は「今後、日本と協議手続きを進める過程で輸入規制が国民の安全を考慮した措置であることを説明するつもりだ」とし、「WTO紛争解決手続きによって日本が提起した問題に対して積極的に対応する計画だ」と明らかにした。