日本メディアなどによると、秦郁彦日本大学名誉教授らは17日、東京都内で開かれた討論会で教科書の慰安婦記述のうち8か所に対して修正を求めた。
秦教授は「日本軍が20万人の女性を強制的に徴用した」という教科書の内容を指摘し、「(日本が)慰安婦を強制連行する必要がなかった」、「慰安婦が20万人であるというのは、誇大している」と主張した。藤岡信勝拓殖大学客員教授は「事実無根である誇張された記述を修正拒否する出版社とアメリカの歴史家に対しては、今後証拠を持って学問的な討論を要請したい」と述べた。
秦教授を含めた19人の歴史学者たちはこの日、修正を要求する説明を発表する一方、「マグロウヒル」側に修正要求書簡を送付することにした。
彼らが問題にした教科書は「伝統と交流」で、現在、カリフォルニア州やロサンゼルス市近隣の公立高等学校で世界史教科書として使用されている。教科書は第二次世界大戦を扱う部分で「日本軍は14~20歳の約20万人の女性を慰安所で働かせるため強制的に徴用した」、「逃げようとし、殺害された慰安婦もいた」と記述されている。
日本の外務省は昨年11月、在アメリカ合衆国日本国大使館を通じて「慰安婦と日本海呼称問題に関連して、事実と違ったり日本政府の立場と相反する記述がある」として出版社側に内容修正を要請した。「マグロウヒル」側はしかし、「作家の作品、研究および記述内容を支持する。どのような修正もしない」としながら拒否した。
一方、これに関連し、教科書に携わったアメリカの歴史学者19人は先月、声明を出し、「日本政府が他の国家の歴史教科書の記述まで抑圧しようとする試みに対して、驚きに耐えない」として強く非難した。
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