「頭を殴り足で蹴った」…ラッパーのWonsteinら、校内暴力被害の凄絶さに向けた励ましの声(画像提供:wowkorea)
「頭を殴り足で蹴った」…ラッパーのWonsteinら、校内暴力被害の凄絶さに向けた励ましの声(画像提供:wowkorea)
韓国のラッパーWonsteinが校内暴力(いじめ)被害を告白した。

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 7日に韓国で放送されたChannel Aのバラエティー番組「オ・ウニョンの重宝相談所」のエンディングには、Wonsteinが出演する翌週の予告編が現れた。

 彼は同日、「髪の毛をむしり取り、壁をこぶしで殴って。そのうち手がドラえもんのように腫れた」と打ち明けた。進行役で精神科医のオ・ウニョンはこのような行為を“自害行為”と規定し、「否定的感情をどうして痛く解決しようとするのか」とWonsteinの行動のきっかけを探った。

 続けてWonsteinはつらかった幼少時代の話を切り出した。彼は「中学校のとき、学校に適応ができなかった」とし、「一日中、(学校にいる時間が)一番長いが、一番いたくなかった」と監獄のようだった学校生活を思い出した。

 彼は「頭を一発殴って通り過ぎたり、囲んで足でここを蹴ったりもした」と打ち明け、話を聞いていた番組レギュラーのチョン・ヒョンドンとイ・ユンジを泣きそうにさせた。オ・ウニョンもまた、「校内暴力は犯罪」と強調し、「一人で解決ができないからといって、無能な人ではないということ」といたわった。Wonsteinはぐっと涙を見せ、この世のすべての“ドンウン”のためのオ・ウニョン印の労いが予告され感動を加えた。ドンウンとは校内暴力を素材にしたドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」の主人公“ムン・ドンウン”から。

 これに先立ち、旅行YouTubeチャンネル「KwakTube」のクァク・ジュンビンもまた、tvNのバラエティー番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演し、海外に関心を持ったきっかけに、学生時代のいじめを挙げた。彼は「子どもたちにいつも殴られ、高校1年のときに自主退学をした。その後、部屋から1年に2、3度しか出なかった。何もせずにゲームやサッカー視聴だけを繰り返した」と、韓国人がいない場所で過ごしたいという思いのために、旅行に夢中になることになったと打ち明けた。

 続けて「こんな話を切り出すのは簡単なことではない」という進行役のユ・ジェソクの言葉にクァク・ジュンビンはついに涙を見せてしまった。ユ・ジェソクはそんなクァク・ジュンビンを温かく慰め、「本当にとても腹が立つ。校内暴力、今もどこかで誰かを苦しめ、生活できないようなことが本当になかったらいい」と強調した。

 最近、校内暴力を扱ったNetflixドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」が話題を集めながら、社会問題として校内暴力に対する警鐘を鳴らした。その過程でさまざまなスターたちも遅ればせながら自分が見舞われた校内暴力の被害を勇気を出して打ち明けた。つらいことを乗り越え今はファンに明るいエネルギーだけを伝えている彼らに、ネットユーザーたちの応援と励ましの波が続いている。
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