NewJeansの新曲「OMG」を聴いてみた

NewJeansの新曲「OMG」を聴いてみた！

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　韓国ガールズグループ「NewJeans」は、2022年7月にデビューした5人組ガールズグループだ。デビューアルバム『Attention』の収録曲「Attention」と「Hype Boy」は、それぞれMelon TOP 100チャートにKPOPアイドルのデビュー曲として初めて1位と2位に連続ランクインしたことでも話題となった。
　また12月には今月の1stシングルに向けての先行公開曲「Ditto」を配信し、リリースから2時間でMelonとgenieとBugs！のリアルタイムチャートで1位を獲得。K-POP第4世代の代表として名実ともに今のK-POP界をリードしている。

　そして、「OMG」も発売1時間でMelOn、Genie、Bugsに2位でチャートインした。

　今回の「OMG」とデビューアルバムを比較してみると、デビューアルバムが夏に目覚めた純粋で素直な恋模様を描いたとするなら、今回の1stシングルは冬に突然芽生えた恋心が曖昧な距離感、慣れない環境のなかで築き上げていく関係を表現しているように思える。
　事実、アルバム紹介にも「もっと近づきたいけどできない。相手を知らんぷりして心ゆくまま遊ぶには、どうしても目で追ってしまう。お互い気になっていて、お互いが距離を縮めたいと思っているけど、あと一歩踏み出すのが慎重になってしまう。私たちには“何か”が必要だ」と書かれており、お互いが核心のついた言葉を表現するには曖昧な関係であることを示唆している。

　そんな関係に答えを出して欲しいと、「who is he？」と周りは聞く。そんな周囲の問いかけに答えるように、彼女は心の中で「He’s the one that’s living in my system baby(彼は私を動かすシステムに組み込まれてるの)」「あなただけ考えてしまう24」と言う。
彼女は夜も眠れないくらいに彼のことを考えていて、でもその本心は自分の心にそっとしまい込んでいる様子が描かれている。

　この曲は「誰もが大切にしている人」を思い描くときに、ふとわれに返ってそんな感情を持っている自分に驚いたり、いつしか相手のことを考えてしまっている自分に「OMG」している曲なのかもしれない。

　聴く人の年代によっても、その大切なものの対象が全く違うであろうが、どこか懐かしくもありながら、いつか消えてしまいそうなはかない感情をよく表現している曲だと感じた。