「スーパーアクション」でスタントマンのすごさについて語る俳優ソン・ジュンギ。(画像:画面キャプチャ)
「スーパーアクション」でスタントマンのすごさについて語る俳優ソン・ジュンギ。(画像:画面キャプチャ)
最近、Mnetで“スメンパ”こと「STREET MAN FIGHTER」が終わったかと思ったら、今度はtvNで現役スタントマンによるサバイバル番組「スーパーアクション」が11月27日(日)より始まった。

ソン・ジュンギ の最新ニュースまとめ

このところ韓国ではK-POPを裏で支えるダンサー、プロデューサーといった今までスポットが当たっていなかったところにまでスポットを当て、それをお得意の“サバイバル番組”というフォーマットに落とし込むことで、大反響を呼んできた。さすがに、もうネタは出尽くしたのではないかと思われたが、今度は韓国のアクションドラマ・映画に欠かせないスタントマンを主人公にするとは、目のつけどころがすごいとしか言いようがない。もちろん、スタントマンによるサバイバル番組は世界初となる。

何がすごいって、番組冒頭のエピローグで、俳優ソン・ジュンギを皮切りに、チン・ソンギュ、ユ・ジテのインタビューから始まったことだ。それだけでも、番組のスケール感や期待感を覚えさせ、目を引きつけた。

スタントマンについて、ソン・ジュンギは「優れた能力を持つ方が多い。自分も最大限努力するが、絶対に満たすことができない部分がある」とし、ドラマ「太陽の末裔」の撮影を振り返り、十字じん帯を損傷してしまい、歩けないほどだったが、自分の代役を務めたユン・ギヒョンが「僕の代わりにたくさんの役割を果たしてくれた」と明かし、彼らがいなかったら作品は完成していなかっただろうと感謝の気持ちを伝えた。

チン・ソンギュもまた「アクションチームが代役をしてくれることで、アクションシーンにインパクトが出る。ただ、それを自分がやっているみたいに映るので申し訳なくもあり、尊敬の対象」とスタントマンに敬意を。そしてユ・ジテは「この番組でスタントマンが顔を隠さず、主役になってアクションを撮るなら、自分たちが見てきたどんなアクション物より、はるかにレベルの高いアクションを見られるのではないか」と期待を寄せた。

こうして人気俳優たちの応援を受け、サバイバルに挑むのは6組のチーム。「イカゲーム」で空中つなひきシーンを演じ「エミー賞」でスタントパフォーマンス賞を受賞した「BEST」、映画「コンフィデンシャル/共助」シリーズでヒョンビンの代役をしたイ・ジェナム率いる「ORTHODOX」、「太陽の末裔」でソン・ジュンギの代役をしたユン・ギヒョンが所属する「9STUNT」、韓国最高の時代劇アクションチーム「MONGDOL」、”スタント界のレジェンド”カン・ヨンムクが率いる「BORNSTUNT」、スタントマン出身の俳優連合チーム「FREEDOM」だ。

番組MCはチョン・ヒョンム。最近、「本物は誰だ!~HIDDEN SINGER7」が終わり、現在、腕相撲ナンバー1を決めるサバイバル「OVER THE TOP」(共にJTBC)で進行を務めているので掛け持ちとなるが、MCにおいては面白さと安定感が抜群だ。

そして、初回放送には登場していないが、俳優チャン・ヒョクが審査員の1人として名を連ねている。韓国のアクション俳優といったら必ず名前が挙がるのがチャン・ヒョクなので、まさに適任といえるだろう。

初回放送では、まず6組の対面式の模様が公開された。韓国のサバイバル番組にはマニュアルがあるのか、というぐらいどの放送局でも、初回の対面式は必須コース。お互いけん制し合い、挑発的な言葉でヒール的なポジションを担うチームがいたり、対立構図が示されたりするなどお決まりの演出も健在で、各チームが選ぶ最終予想順位も発表されるなど、さながら“スメンパ”(⁉)といった感じだったが、似ていたのはここまで。

アドバンテージが与えられる事前ミッションとして、敏しょう性、判断力、体力が必須要素のパルクール鬼ごっこが行われ、さすが現役スタントマンという姿を見せた。結果、最終予想順位6位(最下位)に選ばれ、ヒール的な見え方をしていた「ORTHODOX」が事前ミッションでは1位に。ドンデン返しの幕開けとなった。

第1次ラウンドは「アクションの名作リメイク」。作品は「コンフィデンシャル/共助」、Netflixドラマ「今、私たちの学校は…」、ジャッキー・チェン主演映画「ファイナル・プロジェクト」の3作品で、2組ずつ同じ作品で競い合う方式だ。次回より、本格的なサバイバルに突入するが、なにせスタントマンによるサバイバルは初めてなので、どう展開されるのか見ものだ。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6